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プロジェクトマネジメントの経験を活かして行うリテール業界のコンサルティングとは
アクセンチュア ソングでカスタマーフロントコンサルタントとして働く社員がプロジェクトマネジメントの経験を活かして行うリテール業界のコンサルティングについて紹介します。
2024/01/15
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アクセンチュア ソングでカスタマーフロントコンサルタントとして働く社員がプロジェクトマネジメントの経験を活かして行うリテール業界のコンサルティングについて紹介します。
2024/01/15
はじめまして。アクセンチュア ソングでマネジャーをしているKumiです。私は2020年にアクセンチュアに中途採用でカスタマーフロントコンサルタントとして入社しました。アクセンチュアに入社するまでのキャリアと、そのキャリアをどのようにアクセンチュアで生かしているかをお伝えできればと思います。
私は新卒でSI系の会社に入社をしてSEを経験したのち、IT系の会社でプロジェクトマネジメントに従事していました。そのあと外資系コンサルティングファームでプロジェクトマネジャーを経験したのちにアクセンチュアに転職しました。もともと以前勤めていた会社でプロジェクトマネジメントをしていた時、「プロジェクトマネジメントのスキルよりも携わっている事業の業績によって評価が左右される」、「会社内では評価されたとしても他の会社で自分のスキルは通用するのか」ということに思い悩んでいました。SE時代からチームリーダーやプロジェクトマネジャーに従事していたことから、コンサルティングファームでどこでも通用するプロジェクトマネジメントスキルを身に付けキャリアを築きたいと考え、前職である外資系コンサルティングファームに入社しました。そこでの経験は現在アクセンチュアで働く上でとても有効ではあったものの、小規模な会社だったため、受注するお客さまの層やプロジェクトが限定的となってしまうことから、もう少し大きな会社に入って自分のスキルを生かしながら包括的にお客さまに自信を持って品質の高いサービスを提供したいという思いからアクセンチュアに転職を決めました。ちなみに他企業もいくつか面接を受けていたのですが、アクセンチュアの面接官が当時の私の悩みに対する理解度がずば抜けてよかった記憶があります(笑)
「カスタマーフロントコンサルタント」という職種名からも分かる通り、現在、私はリテール業界を中心に展開するお客さま向けのご支援をしています。実店舗やECサイトを多数展開しているお客さまでは、実店舗で使えるアプリや様々なECサイトが乱立しており、会員組織がサービスごとにバラバラになっているという状況が少なくありません。そこで、まずは会員組織を一つにして、実店舗での行動や購買データおよびECサイトでの行動データや購買データをCDP(Customer Data Platform)に集約し、これらのデータの利活用を通して販促や顧客満足度向上の施策を実現しようとしています。わかりやすく例えると、Aというネットスーパーをご利用中の顧客の購買履歴を分析して、子供向けの食品を頻繁に購入されているインサイトを得たら、それを生かしてBという子供向けの衣類を扱うECサービスをご紹介することで利用促進を図る、といったことです。
私はその中で会員組織を統合するためのコンサルティングを担当しています。各事業のサービス特性に合わせてどのような手順で会員組織を統合していくべきかを、各事業、そしてシステムベンダーの担当者とディスカッションをしながら設計します。具体的に何が課題になっているのかを洗い出したうえで、その課題を解決できるよう設計を組み立て、リリースまでの段取りを関係者と一緒に考えながら推進していくイメージです。ECサービスを運営する会社での経験や、エンタメ系の会社で会員プラットフォームの開発マネジメントを通じて得た知識と経験が活かされています。また実店舗やECサイトは私も普段の生活の中で一消費者として利用するため、実際に店舗に行って利用者がどのようにアプリを利用しているのかを調査したり、ECサイトを利用してみたりして、どうやったらお客さまがスムーズに会員統合のための移行ができるかを考えながらプロジェクトを進めています。また会員統合はあくまでも手段で、ゴールはCDPを活用したお客さまへの販促や顧客満足度向上となるため、CDPチームとも会話しながら現状の会員統合の仕様や進捗状況を共有しています。
まず、展開している事業がかなり多いため、事業ごとのお客さま担当者やシステムベンダーの名前や関係性を覚えるのが大変でした(笑)。また、要件定義実施時は毎日違う事業と要件を詰めていたため、頭の切替えやタスク管理等に苦戦をしていました。一方で、会員統合をすること自体が企業にとってもお客さまにとってもメリットが多く、私自身も利用可能なコンシューマーサービスとなるため、お客さまにとってより分かりやすいであろうという提案を今までの経験をもとにご提示できることはとてもやりがいを感じています。
アクセンチュアに入って一番感じたのが、「自分の経験を生かせる土俵が必ずある」ということです。これは大企業ならではの魅力かもしれません。各業界のお客さまへの支援を行うコンサルティングファームと比較して、一般的に事業会社ではその会社が展開している事業に特化することになります。また、規模の小さいコンサルティングファームですと物理的に多くの企業とお付き合いすることができないので、そのファームが得意とする業界の支援に限られることが多いのです。一方でアクセンチュアの場合、驚くほど色々なプロジェクトがあるため、自分の今までのキャリアを生かせるプロジェクトが必ず存在します。
私は今まで金融系のSEを経験し、EC系の会社やエンタメ系の会社を経て、UXに特化したコンサルティングファームに従事していました。アクセンチュアには様々な業界のプロジェクトがあり、アクセンチュアにいなかったら経験ができないような企業の案件も多数あります。これからもっと色々な企業を経験しつつ、自分の強みとなる業界やスキルの幅を広げていきたいなと思っています。長文になりましたが最後までお読みいただきありがとうございました!