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「50代の挑戦は続く。」アクセンチュアでのセカンドキャリア
2021/04/26
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2021/04/26
こんにちは。
ビジネス コンサルティング本部、インダストリーコンサルタント(キャピタルマーケッツ領域)のTakaです。
昨年7月にアクセンチュアに経験者採用で入社しました。現在は、主に証券業界、アセットマネジメント業界のお客様に対し、DX推進や資産運用コンサルティングモデル構築の支援を行っております。
ここでは、私の転職経験や現況についてご紹介したいと思います。
前職では、アセットマネジメント会社で年金資金を中心とした資産運用に関わる仕事に約30年間従事していました。
具体的には、お客様からお預かりした資産を運用するファンドマネージャー(主に国内株式運用)、インデックス運用(パッシブクォンツ運用)部門の統括、そしてコンプライアンス業務を主に経験させていただきました。また、そういった業務を担当しながら、新組織立ち上げ、新プロダクトの開発、業務改善、システム化等の多くのプロジェクトに参画しました。
転職を考えたきっかけは、率直に申し上げればセカンドキャリアを検討しなければならない年齢になったことです。金融業界では、50代になると同じ金融グループ内の関係会社等へ転籍する形でセカンドキャリアに進むケースが多くあります。私も、まさにそういった年代になりました。次に自分が進む道を会社が決めるのではなく自分自身で選択しようと転職を考えたわけです。
50代でセカンドキャリアを考えることは、今後の人生を踏まえた新たなステージへの挑戦だと思います。そう考えた時に、出来れば社会貢献性の高い仕事に携わりたいと思いました。社会に貢献していることを実感できる業界で働く、または多くの方々に喜んでもらえるような仕事に就きたいと考えました。
転職活動に当たっては、様々な業界や企業を調査し面接しましたが、最終的にアクセンチュアに決めました。これまではアセットマネジメント会社、すなわち資産運用業界の1社の中で資産運用に取組んできました。一方でコンサルティング会社であれば、多くのお客様を通じて、幅広く資産運用業界に貢献できます。今までとは違った形ではありますが、自分の知見やキャリアを活かして資産運用業界に貢献できると考えたのです。これがコンサルティング会社であるアクセンチュアを選んだひとつの大きな理由です。
アクセンチュアに入社するに当たり、私はここで役に立つのか?当然不安はありました。そして、入社して半年以上が経過しましたが、正直なところ、まだ不安は解消していません。
実際の業務を通じて、これまでの知見は活かせる場面は多くありますが、コンサルタントとしての思考方法やスピードは一緒に働いているメンバーを見ていると勉強になる面が多くあります。新たなフィールドに入ったことで、更に勉強し成長していかなければならないと日々痛感している状況です。
ただ、周囲のメンバーは大変頼りになります。こちらから発言した意見などは、しっかりと聞いてくれます。困っている時は、解決するための情報やアイデアの提案もしてくれます。そういった仲間の存在があるので前に進むことが出来ています。
また、アクセンチュアは女性や外国籍の方々含め多様な人が働きやすい企業だと思います。そして私のように50代の人材も積極的に受け入れ、保有している知見やスキルを尊重してくれる雰囲気があります。
こういった多様な人材を活用しているので、様々な顧客ニーズや要求に着眼でき、サービスやプロダクトを多様な視点でブラッシュアップできるのでしょう。イノベーションは、個々が能力をフルに発揮し、組織としてダイナミックにハーモニーを奏でることで発生するものと再認識しました。
仕事とプライベートをバランスよくコントロール出来ているかというと、現在は仕事を優先することが多いです。とにかく今はコンサルティングやDX等の業務関連の分野について学ぶべきことが多くあるので、まずは仕事を通じて様々なことを吸収しています(トレーニングツールも会社として数多く用意してあります)。プライベートについては、コロナ禍ということもあり、今は家族(愛犬含む)と家や散歩で過ごす落ち着いた時間が一番という感じです。
また、これまで積み上げてきた知見やスキルを活かしつつ新しいことに挑戦しているわけですが、これまでの蓄積も常に更新しなければ古くなり価値が下がってしまいます。そのため「勉強しつつ挑戦していく」を継続しています(あまり無理をしない程度に)。
アクセンチュアの知見やノウハウは宝の山です。そういったものを少しでも多く、社会に活かすことが出来ればよいと思います。私が携わっている証券業界、アセットマネジメント業界に関わらず、自分が1社でも多くのお客様に価値を提供できれば幸いです。
そして、日本は世界で最も高齢化が進んでおり、経験豊富なシニアの人手が活用されずに余っている状態です。60歳で定年を迎えても、人生100年と言われる時代、年金と貯蓄だけに頼るのは不安という方が多いのも事実です。
シニア世代が働くことは、自分自身の安心や自己実現にも繋がり、一方企業にとっても豊富な経験を活かした即戦力として活躍が期待できます。
いろいろなバックグラウンドがある人たちが力を合わせれば、新しいアイデアが生まれやすくなり、企業活動そして社会に貢献できると信じています。
50代の挑戦は、まだまだ続きます。