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Careers

アクセンチュアのストラテジーグループ日本統括が語る、組織が目指す未来

2023/04/25

2023年2月にアクセンチュア ビジネス コンサルティング本部ストラテジーグループ日本統括に就任した廣瀬 隆治です。東京大学卒業後、同大学院の修士課程を経て2004年に入社し、2012年よりマネジング・ディレクターとして通信業界やデジタル領域のプロジェクトに携わってきました。

アクセンチュアのストラテジーグループではこれまでも業界を超えてテクノロジーによる新たな市場・事業・価値の創出に力を入れてきました。社会の不確実性が高まる中でお客様の企業価値向上に貢献していくために、我々はインパクトとイノベーションを生み出せる圧倒的な戦略集団であり続ける必要があります。

今回は新しいアクセンチュアのストラテジーグループが掲げるミッションや強み、求める人物像についてご紹介します。

アクセンチュアで通信業界を中心に、デジタルによる経営変革を支援

まず、私自身のキャリアについてご紹介します。

私は2004年に新卒で入社しました。アクセンチュアに入社を決めたのは、「経営×IT」を軸にキャリアを積みたいと考えたからです。

大学時代、私は友人と一緒にWeb系の会社を運営していました。その中で、ITという新しい技術が学生の自分たちにも大きなチャンスを与えてくれたと感じる一方、私たちがやっていた事業も次第にコモディティ化し、事業を継続していく難しさも実感。就職活動では、ITの可能性で事業を成長させていくことに興味を持ち、それを実現できるアクセンチュアを選びました。

入社後は、通信会社のサプライチェーン改革のプロジェクトに5年ほど従事しました。この間、コンサルタントとしてデータに基づいて変革に取り組む一方で、「絵に描いた餅」で終わらせずに信念を持って具現化していく面白さと大変さを学びました。その後も、アクセンチュアでやりたいと思っていた「経営×IT」を軸に、テクノロジーを活用して新たな事業や価値を生み出す経験を積みました。

2012年にマネジング・ディレクターになってからは、通信業界での経験を活かしながら業界を横断したデジタル戦略の立案を担当し、自動車業のコネクティッド化・建設業界や化学業界のIoT活用・金融業界のネットサービスの立ち上げなどに関わってきました。

近年は特に5GやWeb3戦略などに携わり、2023年2月からはビジネス コンサルティング本部ストラテジーグループ日本統括を務めています。

コンサルティングやデジタルはコモディティ化している

私がアクセンチュアに入社した約20年前と比べると、コンサルティング業界は多くの新卒学生が目指してくれる業界になり、お客様企業にも浸透してきました。コンサルティングもデジタルも広く普及してきており、言い換えるとコモディティ化しつつある状態です。少なくとも20年前には価値のあった仕事も、今はもう価値がありません。

私自身、常にコモディティ化の危機感があり、いかにアクセンチュアとして差別化して世の中に新しくて大きな価値を生み出していくかを常々意識して仕事をしてきました。また、ストラテジーグループとしても、テクノロジーを始めとしたアクセンチュアの多様な能力を活かした差別化を一層強化していく必要があると考えています。

社会の不確実性が高まり、市場環境の変化やテクノロジーの進展が早い中で、企業が求めているのは共に考え、具現化していくビジネスパートナーです。そうなるためには、お客様企業と同等以上の熱意を持ち、未来のビジョンを描いていかなければなりません。

アクセンチュアが保有するすべての知見やスキルを用いて、インパクト×イノベーションを生み出す

では、今の時代に我々アクセンチュアのストラテジーグループは何にこだわっていくのか。一言で言えば、「インパクト×イノベーション」です。

企業へのインパクトという意味では、いかに企業価値向上に貢献できるかが重要です。そのためには、コスト削減に取り組むだけでなく、売上を成長させることも大事だと考えます。成長する事業には人材と資金が集まり、さらに次の成長につながります。こうした好循環を生み出し、経営者と共に企業や業界、さらには社会を変革していくことが我々の役目です。

そして、より大きなインパクトを生み出すためには、デジタルを活用したイノベーションが不可欠です。今は多くの企業がDXに取り組んでいますが、重要なのはその中身。確かなテクノロジーがあることに加え、アイデアを確実に具現化していく高い専門性がなければ、本当の意味でのイノベーションを生み出すことはできません。

アクセンチュアにはコンサルタントだけでなく、エンジニアやデザイナー、アウトソーシングの知見を持つ人材なども豊富に在籍しています。多様な人材が活躍していることがアクセンチュアの強みであり、こうした能力を組み合わせることでより大きな成果をより確実に提供できる点が、他のコンサルファームにはない差別化要素です。

従来型の戦略コンサルティングではなく、我々が重視しているのは多様な人材を活かし、コラボレーションしながらイノベーションを起こしていく次世代型の戦略コンサルティング。掛け算の組織を目指し、より大きなインパクトを生み出し続ける戦略集団であり続けたいと考えています。

 

「Time to Market」を意識し、お客様の課題に素早く応えていく

多様な専門人材を抱え、実行部分までを内製化していることの強みとして、「Time to Market」があります。つまり、社会実装までのスピードが早い、ということ。

社会が変化していく中で、必ずしも描いた戦略のとおりに進むとは限りません。そのため、戦略を立てる段階から社会実装を想定し、顧客体験や実際の業務まで意識しながら進めていく必要があります。

そのための多様な専門人材が社内に存在し、必要なタイミングですぐ意思疎通できることはまたとない強みであり、戦略段階から実行段階まで臨機応変に対応できます。「多様性のコラボレーション」と言うのは簡単ですが、異なるスキルや考え方を持つ人々が真に協力して成果を創出するためには、コラボレーションに慣れていることが重要です。

例えばコンサルタントとデザイナーなど、多様な人材が協業することが当たり前であり、数多くの試行錯誤をしてきたアクセンチュアだからこそ、不確実性に対するアジリティが高く、お客様の課題に素早く応えることができるのです。

 

Web3/メタバース、ヘルスケア、ESG等の成長領域への投資を加速

「インパクト×イノベーション」を生み出すために、今後集中して投資していきたいのが、Web3/メタバース、メディカル/ヘルスケア、ESGといった領域です。いずれも今後成長していくポテンシャルが大きく、業界を横断して取り組まなければならないテーマであり、アクセンチュアの多様な知見やスキルを活かすことで差別化を図ることができると考えています。

すでに取り組んでいる例としては、通信会社と組んでWeb3を活用した新規ビジネスの社会実装を目指すプロジェクトがあります。Web3は新しいインフラになる可能性のあるテーマ。実現させるためには、どんなビジネスを立ち上げるかという戦略に加え、ブロックチェーン技術や金融の専門知識、顧客体験をどう描くかといったクリエイティブまで多岐にわたる専門性が必要です。

新しいテクノロジーを活用したビジネスはまだ世の中で確立されていないこともあり、すぐに利益を生み出すとは限りません。一方で、不確実性が高いがゆえに大きな可能性を秘めていて、お客様企業や社会に対しても大きなインパクトを与えることができます。

我々ストラテジーグループとしては、こうした新しいテーマに対して各部門の専門性を活かして最大化しながら価値を生み出していくことを、今まで以上に強化していく考えです。

求めるのはチャレンジに前向きで、多様性の掛け算ができる人

コンサルティングがコモディティ化する中で、より大きな価値を生み出すために何が正解かは試行錯誤していかなければなりません。しかし、そこにしっかりと投資をしていきたいと考えています。そして、将来のインパクトにつながるビジネスの芽をつくることがストラテジーグループの役目です。

お客様にインパクトのある提案をするためには、我々自身が新しいビジネスに挑戦しいなければなりません。「これとこれを組み合わせたら新しい価値を生み出せるのはないか」と仮説を立て、チャレンジすることに常に前向きであることがコンサルタントには求められます。

また、ストラテジーの人材だけで新しい価値を生み出すことはできません。自分とは異なる能力を持つ多様な人とコラボレーションし、価値の最大化を目指していくことが、アクセンチュアのストラテジーグループで活躍するためには特に重要です。

もう1つ重要な素質が、アスピレーションがあることです。お客様以上にお客様企業を考え、ビジョンを描き、まだ世の中にない価値を生み出していく。そして、新しいテクノロジーに興味があり、未来を考えることにワクワクできる。こうした方であれば、たとえコンサルタントとして未経験であっても歓迎です。

キャリアを積む中では多くの出会いや学びがあります。現時点では多様なテーマに興味があり、いろいろなチャレンジしたいという方もいるでしょう。自分が人生をかけて具現化したいテーマを見つけるために、コンサルティングの仕事に挑戦するというもアリだと思います。

「日本をよくしたい。」私自身はそんな想いが根底にあるからこそ、社会に対するインパクトを追求し続け、それを実現できるアクセンチュアに今も在籍しています。

ストラテジーの役割は、新しいテクノロジーやプロダクトを本当の意味で社会実装していくための構想を描くこと。まだ見ぬより良い未来をつくっていきたい、その営みを通じてどこよりも早く成長したい、という方にとって、アクセンチュアは「One and Only」の場所です。

熱意あふれる皆さんと一緒に働ける日を楽しみにしています。

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