サステナビリティ
アクセンチュアは、すべてのビジネスがサステナブルであるべきだと考えています
アクセンチュアは、サステナビリティをビジネスの中心に据え、お客様のESG(環境・社会・ガバナンス)への取り組みを支援するだけでなく、自社の環境保護、倫理、そして人権にも配慮しています。さらに、地域社会への貢献にも力を入れています。
目標の設定と達成
アクセンチュアの2025年炭素除去目標の達成に向けて順調に進んでおり、さらに未来に向けた新たな目標も設定しています
89%
アクセンチュアの主要サプライヤー*のうち、排出ガス目標を公表しているサプライヤーの割合
最大500万人
アクセンチュアの支援により、就業や起業のためのスキルを習得した人
*主要サプライヤーとは、アクセンチュアの2019年スコープ3排出量の大部分を占める事業者のことです。
例えば、2020年には、以前2025年ネットゼロ目標としていた炭素除去目標を新たに設定し、この達成に向けて着実に進んでいます。
アクセンチュアの環境目標は、炭素排出の削減と除去、廃棄物ゼロ、水リスクへの計画の3分野にわたります。
気候変動の緩和:炭素の削減と除去
アクセンチュアは、2025年までの炭素除去目標に向けて、まずスコープ1、2、3の排出量の削減に焦点を当てています。残りの排出量については、自然由来の炭素除去プロジェクトを通じた削減に取り組んでいます。
また、パリ協定やSBTi(科学的根拠に基づく目標イニシアチブ)の基準および勧告に準拠する形で、世界の平均気温上昇を1.5度以下に抑制するために、UNGC Business Ambition for 1.5℃に署名しています。
2018年にSBTi 2025の短期排出削減目標を設定し、その目標を既に達成しました。2024年度に、2030年に向けた短期目標および2040年に向けた長期目標を含んだ、SBTiのCorporate Net-Zero Standardに準拠したNet-Zero GHG排出量目標に対し、SBTi事務局より承認を受けました。
アクセンチュアの排出量のうち、最も大きなものとしては、各アクセンチュア拠点でのスコープ2の電力使用による間接排出と、出張および購入商品・サービスに由来するスコープ3の排出量が挙げられます。
2024年度末時点で、2019年度比でスコープ1と2の排出量が89%減少しました。これは、2023年にオフィスで100%再生可能エネルギーを使用したことや、可能な限りエネルギー効率の良い取り組みを推進したことが主な要因です。アクセンチュアの収益単位のスコープ3GHG排出量は、2030年の目標に対して60%減少しました。
スコープ3GHG排出量の削減を推進するため、以下を継続します。
これらの取り組みは今後も継続していく予定ですが、短期・長期のサステナビリティ目標に向けた着実な前進を続けることには、依然として課題があります。ビジネスが成長し、データやテクノロジー、AIを活用した変革支援を拡大する中で、またお客様先での協働が増えるにつれて、排出量が増加する可能性もあるためです。
また、グリーンガスや持続可能な航空燃料、バイオディーゼルといった低炭素・ゼロカーボンのエネルギーや技術について、入手のしやすさやコスト、実際に導入できるかどうかが、私たちの取り組みに影響を及ぼす可能性があります。さらに、サプライヤーが自らの排出量を削減したり、新しい技術を活用できるかどうか、そして当社のサステナビリティ基準を満たすサプライヤーが十分に存在するかどうかも、進捗に大きく関わってきます。
*主要サプライヤーとは、2019年時点の当社のスコープ3排出量において大きな割合を占める取引先を指します。
残された排出量への対応として、大気中の二酸化炭素を除去するために、自然由来の炭素除去プロジェクトへの投資を進めています。2025年度からは、カーボンリムーバル目標に基づき、カーボンクレジットの活用を開始する予定です。
これらの自然由来の炭素除去プロジェクトは、主に森林再生や生物多様性の向上、持続可能な農業の推進、グリーン雇用の創出などを通じて、大気中の炭素を除去することを目的としています。
気候変動に伴う洪水、干ばつ、水不足などの影響から社員と事業を守るため、水資源のレジリエンス(回復力)を高める行動計画を策定しています。
2025年末までにコンピュータやサーバーなどの電子廃棄物、オフィス家具を100%再利用またはリサイクルすることを目標にしています。
2023年、ストロー、皿・ボウル、カトラリー、カップ、ふた、マドラー、ボトル、テイクアウト容器といった使い捨てプラスチック製品を自社施設内で排除する目標を達成しました。再利用可能かつプラスチックを含まない製品を導入することで実現し、2024年度もこの取り組みを継続しています。
ビジネスと社会の共通の価値を引き出すため、低炭素の未来を生み出すソリューションの開発を支援しています。
Climeworks社および1PointFive社と連携し、大気中から二酸化炭素を直接回収するDAC(ダイレクト・エア・キャプチャー)技術の開発と拡大を支援しています。これは、炭素除去を実現するための最先端技術のひとつです。
また、Climeworks社がアイスランドに建設したOrcaダイレクト・エア・キャプチャーおよび貯留プラントのビジュアルデザインにも貢献し、同社の事業運営におけるITやクラウドの活用も引き続き支援しています。
Climeworksの革新的な技術による二酸化炭素除去ソリューションを、自社の環境目標のさらなる推進にどう活用できるかについても、協力を進めています。
持続可能な航空燃料(SAF)の供給と需要の拡大を促進するため、業界を超えたエコシステム・パートナーと協力しています。
自然や生物多様性の再生が重要であると認識しており、自らの影響を適切に管理することに引き続き取り組んでいます。自社の事業運営における対策に加え、お客様やサプライヤー、社員、地域社会とも連携し、具体的なアクションを進めています。
地域社会や社員のために、どのように前向きな変化を生み出しているのかをご紹介しています。
674,000
2021年12月の発表時点で在籍していたアクセンチュアの全社員一人ひとりに対応する形で、67万4,000本の木を植樹しました。
地域社会や社員のために、どのように前向きな変化を生み出しているのかをご紹介しています。
本サイトに掲載されている情報は、特に記載がない限り、2024年度(2024年8月31日決算)のアクセンチュアのグローバルな活動における目標、進捗状況、業績を示します。