Careers
公務員からコンサルタントへの転身。IT未経験からアクセンチュアへの転職を決意できた理由
2023/02/09
Careers
2023/02/09
テクノロジー コンサルティング本部 公共サービス・医療健康グループに所属しているHirotakaと申します。2022年2月に経験者採用で入社しました。
今回は、私が公務員からコンサルティング会社であるアクセンチュアへ、IT未経験ながらに飛び込んだきっかけや実際に働いてみて感じたこと等を紹介します。
私の所属している公共サービス・医療健康(Health & Public Service、以下H&PS)グループは、官公庁、地方自治体、教育機関、医療機関などのお客様に向けて、コンサルティングサービスやシステムソリューションの提案から開発、導入、評価、運用保守まで、プロジェクトを包括的に支援しています。これにより、テクノロジーを活用した社会課題の解決を目指しています。
現在、私は官公庁の大規模なシステム調達に携わっています。H&PSグループの中でも非常に規模が大きいプロジェクトです。お客様のBPR(ビジネスプロセス・リエンジニアリング)をテクノロジーの力で実現することを目指すチームの一員として、業務のシステム化範囲の明確化や機能を実現するための検討を、日々お客様とコミュニケーションしながら行っています。
デジタルトランスフォーメーション(以下、DX)の必要性は各方面で唱えられていますが、特に職員数の減少と業務の煩雑化が同時発生している行政におけるDXは急務だと、以前より危機感を抱いていました。そんな中、国民生活に多大な影響を及ぼすプロジェクトに携わることは、家族友人や前職で関わりのあった方、その他たくさんの人々の支えになることであり、大きなやりがいを感じています。
実業務にあたってはプロジェクトメンバーやお客様を含め関わる方が多いだけに、多方面からサポートや刺激をもらえる一方で、どこにどう自分の価値を表現していくかを常に考えさせられます。
転職を意識し始めたのは、行政機関に携わる方にはおなじみの人事異動を控えていたからです。とりわけ、私の前職である基礎自治体は、実質の転職と言われるほど異動によって業務内容がガラッと変わります。
「またイチから始めなくてはならないなら、いっそ転職してしまおうか。でも、元公務員を快く受け入れる企業なんてあるのか。」と悩んでいましたが、ふと、外部のコンサルタントとしてヒアリングに来ていたアクセンチュアのことを思い出しました。実はその時まで、アクセンチュアがどんな会社なのか全く知らず、民間でも色んな形で行政に関われるのだな、くらいの印象しかありませんでした。
ちょうど当時、内部から組織変革をしていくことに難しさを感じており、そういう状況であれば外から変革していくのはどうだろうと漠然と考え、ホームページの採用情報を見てみました。すると、なんと官公庁出身者歓迎の募集を見つけ、いい機会だから試しに申し込んでみるかくらいの軽い気持ちで応募しました。
面接はとんとん拍子で進みましたが、IT未経験であることの不安が自分の中で引っかかっていました。面接担当者に、そのことを相談してしまったほどです。面接担当者には、「専門知識は後からいくらでも身に着くから大丈夫、人柄を考慮して一緒に働いてみたいと思っている。」という嬉しい言葉を頂きました。これが、転職を決意した最大の決め手でした。
とはいえ、オファーをもらった際には迷いがゼロになっていたかというと、そうではありませんでした。その旨を伝えるとすぐに、私と同様のキャリアを持つ社員との面談をセッティングしてもらえました。自分の抱える不安や疑問に対して、同じ道の少し先を歩んでいる先輩からの意見を直に聞くことができ、とても安心しました。入社を決断する前であるにも関わらず親身に対応してもらい、今でも感謝しています。
入社後の研修を経てプロジェクトへ入った直後は、IT未経験であることやコンサルティング業界のイメージが掛け合わさって、不安に押しつぶされていました。しかし、この状態が入った直後だけで済んだのは、チームの支えがあったからに他なりません。
私の当時のIT未経験度合いを例えるなら、「リンゴってなんですか?なるほど、果物の種類なのですね。ところで、果物って乗り物ですか?」くらいの状態です。それに加えて、私が抱いていたコンサルティング業界のイメージは、「誰も何も教えてくれない、全部自分でどうにかしなさい。」というものでした。
結論、こちらは杞憂でしかなく、きちんとサポートを受けられる環境は整えられていて、本当に手厚くサポートしてもらいました。そのおかげで、未経験を悲観して消極的になるのではなく、いい意味で開き直って積極的な行動をとることができたと思います。
特にH&PSグループは、みなさん口をそろえてアットホームな雰囲気だと表現しますし、社内の取り組みに積極的に関われるよう、組織としても工夫がされていると感じます。
前職の専門分野と現在参画しているプロジェクトの分野が異なるため、持っていた行政知識が大活躍ということはありませんでしたが、周りを見ているとプロジェクト次第ではありますが、官公庁領域の前職経験を活かせている社員も多数います。私の場合はお客様のワークフローや役所言葉に若干のなじみがあるといった感じでした。
ただ、転職して少ししてから気づいたのですが、公務員時代に培ったコミュニケーション能力は非常に役立っています。前職では多種多様な方からの意見を聞いたり、内外問わず調整に調整を重ねたりが日常でしたので、知らず知らずのうちに、相手目線でコミュニケーションしようとする力が備わっていたようです。
特に活かされていると感じたのはコミュニケーション能力でしたが、他にも社会人として必要とされるスキルは、大抵身についていたと感じました。あとは、そこにロジカルシンキングや資料作成方法など、さまざまなコンサルティングスキルを学んでいくことで、チームアクセンチュアの一員としての活躍の場が開かれると思います。
今回、私のこれまでの軌跡を通して最も伝えたかったことは、未経験を理由に挑戦しないことはもったいないということです。誰だって最初は未経験です。ですが、しっかり自分で積み上げてきた過去の何かが、必ず支えになってくれます。それだけで足りなければ、チームの仲間がサポートしてくれるので安心してください。使い古されたありきたりな言い回しになってしまいましたが、つまるところこれが全てかなと思います。ブログを読んだ誰かひとりでも、挑戦してみたい、一緒に働いてみたいと感じていただけたら幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。