人材
テクノロジーと人間の創意工夫を最大限に活かし、優れた成果を創出する
人材は、アクセンチュアが競争上の差別化において最も重要視する要素の1つです。
アクセンチュアは、社員の潜在能力を最大限に引き出し、彼らが仕事においてもプライベートにおいてもそれぞれの目標を達成できるよう支援します。
11億ドル
社員の継続的な学習およびキャリア開発への投資
~4,000万時間
提供したトレーニング時間
「世界で最も優れた職場」ランキング
Great Place to Work®およびFortuneの共同主催「世界で最も優れた職場」ランキングで10位
アクセンチュアには、その確固たるミッション、各業界のトップ企業との最先端の取り組み、そして人材開発ブランドに惹かれて採用候補者が集まります。
2023年度の人材採用で最も多かったのは「リファラル」で、採用件数全体の26%を占めました。
受賞歴を誇るアクセンチュアのグローバル・オンボーディング・プログラム NJX は、新入社員にアクセンチュアの文化、コア・バリュー、パーパスを伝えることを目的に、1年間にわたって実施される取り組みです。
2023年度、アクセンチュアに入社したが52カ国の新入社員はいずれも、NJXでのオンボーディング・プログラムを受講しました。
当社の採用アプローチは、AIベースのツールを使用して人材データベースを検索し、キーワードや職務内容と候補者をマッチングさせることで、スケールとスピードで人材を発掘します。
アクセンチュアは、地域社会への投資を継続的に行い、未開拓の人材プールにアクセスするとともに、キャリアパスの開拓や就業機会の創出を革新的に推進しています。
北米における新卒採用のうち、実習生の採用が20%を占めるという目標を達成しました。
英国ではこの実習生制度に238人が参加しました。58%以上が女性で、63%以上が社会経済的に恵まれない階層の出身者でした。
「Tech Expressway Academy」は、アクセンチュアがインド各地に展開するアドバンスト・テクノロジー・センターを拠点に、エントリーレベル のエンジニアに対し高いスキルの習得を支援しています。これまでに約57,000人がこの2年間のプログラムを修了しており、うち約13,000人が2023年度に昇進をしています。
実習生制度はスイスの教育システムの中核を成す要素であり、義務教育を修了した学生の3分の2以上が実習生制度への参加を選択しています。2017年に開設された4年制の「Apprenticeship Accenture Switzerland」プログラムは、義務教育を修了した学生に対してソフトウェア開発のトレーニングを提供しています。
ドイツ国内で展開中の「Dual Study Program in Technology」では、学生はアクセンチュアでの業務と連携州立大学での学習に交互に参加することができます。論理的基礎と実践的応用のバランスがとれた本プログラムを修了した学生は、情報科学、ビジネス情報学、デジタルビジネス管理のいずれかの学位を取得することができます。
スポットライト
「実習生制度では、コンサルティングの世界をより深く詳細に体験することができました。すべてのトレーニングが非常に興味深いもので、私が今、実際に従事しているプロジェクトで発揮しているスキルの基盤となっています。実習生時代に受けたガイダンスや実地学習は、自分のスキルを磨くだけでなく、将来のキャリアの方向付けや、自分が目指したい未来への足がかりを築くきっかけとなりました。」 ユアン Accenture Song 開発プログラム部門 アナリスト(カナダ、トロント)
社員の学習およびキャリア開発へ11億ドル投資し、4,000万時間のトレーニングを提供。
2023年8月31日時点で、アクセンチュア社員は37万件以上のクラウドおよび業界プラットフォームに関する認証を取得しています
アクセンチュアの継続的なテクノロジースキルのカリキュラムおよび学習プログラムである「Technology Quotient」(TQ)プログラムの目的は、社員がデジタル世界の新たなテクノロジー・ニーズについて学び、それを使いこなせるよう支援することです。TQのトピックにはクラウド、AI、拡張現実、量子コンピューティングが含まれています。
TQを受講した社員数。2023年8月31日時点で、約52万8,000人が現在提供中の12のTQトピックのうち、少なくとも10トピックを修了しています。
2023会計年度にアクセンチュアでは、リーダーシップスキル、マインドセット、行動を育成するためにマルチレベルの学習プログラムを作成しました。
People Leadership Credentialで提供されるコンテンツは、自分のペースで進められる学習、ライブ演習、ハンズオン実習、コーチング、メンタリング、自らを振り返るセッションなど多岐にわたります。
アクセンチュアのリーダーシップ・エッセンシャルズは、当社が各リーダーに求める要件の基準を示し、360度バリューの創出を成功に導くものです。
スキル・データは人材の育成に役立ちます。社員のユニークなスキルの発展を支援することで、よりパーソナライズされたエクスペリエンスを提供することができます。
社員一人ひとりの関心事項とクライアントのニーズの両方にマッチした学習の推奨提言や人材配置の提案をすることができます。
スポットライト
「私は、アクセンチュアの経営幹部の1人としてコンピューターサイエンスおよび人工知能プログラム(CSAIL)に参加し、AIと生成AIについて学ぶとともに、メンバー同士で議論もしました。このプログラムは非常に内容が濃く、魅力あるもので、私たちは高度なAIの概念をはじめ、実務的アプリケーション、現実世界でのケーススタディなどさまざまなトピックを学習しました。このプログラムに参加したことは、私にとって非常に貴重で目の覚めるような体験となり、生成AIをどんな目的でどのように利用できるかについて有益なアイデアを得ることができました。そのうちのいくつかをすでに、クライアントと共に試験運用しています。」 ロバート ビジネス コンサルティング本部 マネジング・ディレクター兼データ&AI南米地域リード(ブラジル、サンパウロ)
社員のNet Better Offを達成するために、彼らが以下の状態であるよう支援を努める必要があります。
健康で、身体的 、精神的、経済的に健全な状態であること
強い帰属意識 をもって互いにつながっていること
目的意識をもって業務を遂行し、有意義な「違い」を生み出せていると実感できていること
多彩なキャリアにつながる、市場で需要のあるスキルを身に付ける
充実したキャリアの構築
アクセンチュアの充実したキャリアパスは、柔軟性を持たせた設計により、社員のスキル開発、新規アイデアの創案、創造的なソリューションの提案、大胆で確固たる意見を自身の仕事に生かすことを奨励しています。
2023年に昇進した社員
社員の希望に基づく人材配置
アクセンチュアがインド各地で展開するアドバンスト・テクノロジー・センターでは、社員それぞれの希望に基づく人材配置アプローチを採用しており、クライアントの需要と社員それぞれの希望のバランスを効果的に調整しています。こうした取り組みは、社員定着率の向上、社員全体の効率ピラミッドの強化、ひいては新規採用コストの抑制につながります。
インドでのこのプログラムにアクセスした社員は自分が目指す目標を定義しています。
継続的な表彰
アクセンチュアは、年間を通して、社員のあり方やその個性、仕事 を通じて成し遂げた価値ある貢献を評価しています。当社が提供するソーシャル・レコグニション・ツールを使用し、社員は同僚に賞賛や感謝を伝えることができます。
2023年度には、毎分7件の評価・表彰が行われています。
トータル・リワード
トータル・リワード・プログラムで付与される報奨は、現金による報奨のほか、株式、各種優遇などで構成され、社員が働くそれぞれの市場に合わせた内容となっています。株式やボーナスなど一部の報奨は、社員が会社全体と成功を分かちあう機会となります。
同一労働同一賃金
アクセンチュアにおける賃金の平等とは、すべての社員が、業務の類似性、場所、キャリアレベルなどに応じて一貫した公平な報酬を受けることを意味します。アクセンチュアは毎年、賃金平等の実現についての検証を実施しており、最新のレビューでは2023年12月1日から施行される年次給与改定を反映しています。
私たちが事業を展開しているすべての国において、男性と比較した女性の賃金平等が100%実現されています。*
人種および民族別では、米国、英国、南アフリカ(現時点 でこの目的のためのデータが利用可能な地域)でも100%の賃金平等を実現しています。
*直近の買収によるものを含む一部の子会社、従業員数がごくわずかな国、派遣社員およびインターンは分析対象から除外しています
社員のWell-beingを最優先事項に
アクセンチュアは社員とその家族に対し、医療、歯科治療、処方薬から、各国の事情に合わせた補完プログラムまで、包括的な医療給付を提供しています。
アクセンチュア全体で、すべての社員は社員支援プログラム、公衆衛生システム、会社の主催の健康プログラム、メンタルヘルスや健康維持プログラムなど、必要に応じて利用することができます。
職場の安全衛生
アクセンチュアは、オーストラリア、ブラジル、インド、アイルランド、イタリア、スペイン、英国などにおいて、労働安全衛生の国際的に認められた標準規格であるISO® 45001認証を取得しています。事業展開するすべての国でISO® 45001と同等の基準を達成することが、アクセンチュアの目標です。
アクセンチュアは、世界的なガバナンスモデルを基盤とするグローバル安全衛生プログラムを強化するため、これに新たなトレーニングとツールを加えました。また、アクセンチュアのグローバル・アシスタンス&プロテクション(GAP)チームは、これまでに引き続き、社員に危機管理およびセキュリティ関連のアドバイスとサポートを提供していきます。GAPチームは、社員にセキュリティのリスクと健康に関するアドバイスや、居住、就業、出張場所を網羅するエリ アの安全対策情報を支援する、24時間365日体制のグローバル・ ウォッチプログラムを維持・運用しています。
メンタルヘルスと金融リテラシーの向上
アクセンチュアは、社員のメンタルヘルスとWell-beingのための環境作りとツール、プログラム、実践制度の提供に努めています。
メンタルヘルスとウェルネスサービスに関する情報を、すべての社員がまとめて確認できるハブサイト「Accenture Well-being Hub」を開設しています。
2023年度、社員が十分な情報を得た上で個人的な金融管理に関する意思決定を行い、経済的な安全性と回復力を高めることができるよう、Well-being Hubを強化し、新たなリソースを提供しました。
アクセンチュアは、社員への基本的な福利厚生の提供という側面においても業界でリーダーとなることを目標に掲げており、住んでいる場所や働いている場所に関係なく、すべての社員が仕事とプライベートの両面で最も良好な状態を維持し、それぞれの目標や希望を達成できるよう取り組みを続けています。
アクセンチュアが目標とするのは、世界中どこでも、それぞれの市場で合法的かつ可能な範囲において、以下の水準の福利厚生を提供することです。*
遠隔医療サービス
アクセンチュアは社員の約98%に遠隔医療サービスを提供しています。これは、緊急時以外のよくある疾患に対するバーチャル医療診断へのアクセスなどを含みます。
予防医療
アクセンチュアは社員の約85%に、アクセンチュア当社が提供するプランまたは政府の健康保険プランを介して、健康診断や予防接種等を含む予防医療サービスを提供しています。
休暇
社員に最低15日の有給休暇を提供しています(有給休暇手当、法定外休日、追加の有給休暇を含む)
産前産後休暇
アクセンチュアは、新しく生まれてくる子供の生物学上の親となるすべての人に、最低16週間の産前産後有給休暇、またはそれに相当する有給休暇を提供するよう努めています(養育手当や社会的補助金がある場合は、それを含みます)。この手当は、社員の97%以上に提供されています。
LGBTIQ+のための 医療プラン
すべての社員に対し、同性のパートナーや承認されたドメスティック・パートナーが、通常の配偶者と同等の医療費プランを利用できることを保証しています。
トランスジェンダーを被保険者とする医療手当も99%の社員に対して提供しており、アクセンチュアが提供するプランまたは政府の健康保険プランを介して利用可能です。
忌引き休暇
すべての社員に対し、愛する人を失った悲しみを癒やす機会を設けるため、家族を失った社員についてはそれぞれの国の慣習に則って有給の忌引き休暇を提供しています。
配偶者やパートナー、また流産を含めて子供を失った社員に対しては、最低4週間の有給休暇を提供するよう努めています。この制度は社員の約80%に提供されています(法定の育児休暇などの要件を含む)。
アクセンチュアは流産に関する誤った古い偏見を打破することを目指して、それぞれの市場の一般的標準を超えた流産後の忌引き休暇の提供を進めています。
*Avanade(アクセンチュアとマイクロソフトによる合弁企業)、Accenture Federal Services、および最近買収により加わった企業の社員は対象外です。