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Salesforce界隈でダイバーシティを推進する社内グループ「SaladBowl Trailblazer」とは?
2022/07/20
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2022/07/20
こんにちは、テクノロジー コンサルティング本部でコンサルタントとして働いているShuriです。
今日は、アクセンチュアのSaladBowl Trailblazer(以降SBT)について、ご紹介したいと思います。SBTとは、Salesforceに関わる多様な人材の活躍の推進を目的とした社内グループです(サラダボウル=多様な人材がサラダのひとつひとつの食材のようにそれぞれの強みを活かしながらコラボレーションする場を提供する、という願いを込めています)。設立当初は女性の活躍を掲げていましたが、注目が高まるにつれどんどん規模が大きくなり(社内のTeamsグループ参加者は数百名規模)、現在は多種多様なメンバーが活躍する場へと変化しています。今回はSBTのメンバーとしてSBTの活動の一環である資格取得やアセット資料の作成に取り組んでいる若手社員にインタビューしてみようと思います。
Salesforceのベストパートナーとして評されるアクセンチュアでは、Salesforce認定資格の取得を推奨しています。昨今は、若手社員による資格取得数が増加しており、その中でも特に活躍しているYoshihisaさん、Amiさんに資格取得の極意や取得の結果、プロジェクト活動にどう生きたかをインタビューしてみました。
― お2人はたくさんの資格を取得しているようですが、資格勉強をしようと思ったきっかけは何ですか?
Yoshihisa:私の場合、若手のうちから活躍するためにはまずは基礎を身に付ける必要があると考え、資格勉強に励みました。今では十数個の資格を取得し、勉強を始めて6か月でCTA※受験資格を得ています。資格勉強によってSalesforceに関する知識を体系的に習得でき、自分が経験したことのない領域の案件でもスムーズにこなすことができるようになったため、若手でも活躍できる機会が増えたように思います。
※認定テクニカルアーキテクト。受験資格を得るために、特定のSalesforce認定資格を7個取得する必要がある。
Ami:私はITコンサルタントとしてキャリアを築くためには、まずはIT周辺の知識を身に付ける必要があると考え、資格勉強をはじめました。IT初心者でしたが、一緒に働く技術力の高い先輩方に早く追いつきたい、という気持ちが勉強のモチベーションになったと思います。Salesforceには多数の認定資格がありますが、資格によってはSalesforceの分野に限らず一般的なIT知識に通ずる内容も含まれます。キャリアがSalesforceに限られてしまうことを懸念した時期もありましたが、他の分野にも適用できるスキルを身につけられています。
Yoshihisa:TrailheadというSalesforce公式の学習コンテンツを利用しています。無料で幅広く、かつ、実践問題形式であるため、知識の習得を確認しながら学習を進めることができます。また、積極的に若手社員に声をかけ社内勉強会を開催したり、自分が取得した資格について他の社員に学びを共有したりもしました。
Ami:あとは、アクセンチュアには、先輩たちが作成した資格取得サポートのアセット資料が充実しています。社内の有識者たちが作成してくださった資料なので、とても分かりやすくまとまっています。また、Salesforceに関するナレッジも数多くあり、資格のための勉強ではなくもう一歩踏み込んだ内容を身に付けることができます。
― 素晴らしい環境ですね。SBTでも資格取得をめざすメンバーの支援を行っていると聞きましたがどんなサポートを行っているのでしょうか。
Yoshihisa:Amiさんがコメントしていた資格取得サポートのアセット資料はまさにSBTの活動で作成されたものです。資格のための勉強ではなく、体系的に学べるような資料になっていてとても分かりやすいです。またSBT専用のTeamsチャットがあり、資格保有者がたくさん参加しているため、わからないことがあれば気軽に質問できるようになっています。
Ami:最近は若手の方でも資格保有者が増えていて、有識者だけでなく若手でもアセット資料の作成や、質問チャットへの回答をしている場面を見かけます。SBTというコミュニティを通して、部署や案件が異なるメンバーがコラボレーションできる機会が提供されています。
SBTには、社員のスキル向上を目的としたSalesforceに関するアセット資料が充実しています。これらは、SBTメンバーによって作成され、社内勉強会や案件への参画時に活用されています。SBTのアセット資料作成を担当したことがあるKenchiさん、Monaさんにお話を伺ってみましょう。
― まず、どのようなアセット資料を作成したのか、教えてください。
Kenchi:Salesforceの初学者向けに、Financial Services Cloud※(以降FSC)の基礎を学べる資料を作成しました。若手社員でも案件に参画後、即戦力となれるように知っておくべき内容をまとめました。
※金融業界をターゲットとしたSalesforceのパッケージ製品。
Mona:私はALFAフレームワーク※(以降ALFA)の入門資料を作りました。こちらの資料は、実際のプロジェクトにおいて、入門書として活用されています。
※Accenture Lightning Flux Architecture フレームワーク。アクセンチュアで独自開発された、Salesforce LWC開発用のフレームワーク。
Kenchi:案件に参画した当初、キャッチアップに苦労した経験があり、同じ境遇の人の役に立ちたいと思ったからです。そもそもFSCに関する資料は体系的にまとまっているものが無く、かなり抽象的であったため、より具体的で全体像をつかめる資料が必要であると感じました。
Mona:私の場合、入社後初めの案件でALFAフレームワークの開発者だった上司に「ALFAのインフルエンサーになれ!」と言われたことがきっかけです。私も案件で習得した知識を発信して会社に還元したいという思いがあり、何かできることがないかと考えていたところに、SBTで「LWC/ALFAのアセットを作ろう!」という動きがあり、それに乗る形でアセットを作りました。
― アセット資料を作成して良かったことや苦労したことはありますか?
Kenchi:まず良かった点は、自分自身の知識の整理がついたことです。実際、アセット資料を作ってみて、わかっていたつもりになっていた部分があり、それに気が付くことができました。
一方で、まだ国内で導入事例が多くない、FSCプロジェクトの情報を収集することは大変でした。
このようなケースの場合、すでに多くの実績をあげているグローバルのアクセンチュアのネットワークから情報を集め、その過程で多くの人と関わることができました。
Mona:メンバーの募集やコンテンツ・勉強会の企画など、一から考えて実行しなければならず、若手だけに苦労しましたが大きな達成感を得ることができました。企画した勉強会には約90名が参加し、「実機でデモを見てイメージが沸いた」など好評をいただきました。案件で使用している人にも、そうでない人にも、多くの方にALFAを共有できたと実感しています。
最後に、SBTの代表を務めているNozomiさん、Norikoさんにお話を伺いました。
― SBTの今後のビジョンをお聞かせください。
Nozomi:Salesforceの経験の浅い方から豊富な方まで幅広く交流できる場でありたいと思います。アクセンチュアは中途採用の方も多いため、その方々がスムーズにアクセンチュア文化に慣れ、活躍できる足がかりになればと思います。
Noriko:今後も若手・女性・LGBTQ・ワーキングペアレンツなど、多様なメンバーの活躍にスポットライトを当て、みんなが活き活き働ける場を作っていきたいと考えています。そのためにSBTでは、資格取得などのスキルを伸ばす活動や、メンバーがチームを組んでアセット作りや勉強会をするための支援、何か困ったときに相談や雑談が出来る場の提供を行っていきます。また、その時々の状況・情勢をもとに、流動的に最適な目標・支援を考えて、より良いものを目指していきたいと思います。
アクセンチュアSalesforceグループでは、自身の特性やスキルを活かす環境が整っており、多様な人材とコラボレーションする機会があります。興味のある方は経験有無を問わず、アクセンチュアへのエントリーをお待ちしております。
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